データマネジメント試験 科目B|データ活用による意思決定、検証と改善 問2
Q 社のマーケティング部は、会員向けにメールで新商品の案内を配信した。配信の対象は、“過去 3 か月以内に購入したことがある会員”の中から選んだ。配信後 1 か月間の結果を表1に示す。
表1 メール配信後 1 か月間の結果
| グループ | 会員数 | 新商品を購入した会員数 | 購入率 |
|---|---|---|---|
| メールを配信した会員 | 1,000 人 | 120 人 | 12% |
| メールを配信しなかった会員 | 4,000 人 | 240 人 | 6% |
担当の R さんは、この結果を基に、“メールの配信によって購入率が 2 倍になった。全会員に配信すれば、全体の購入率も 2 倍になる”と報告しようとしている。
設問 R さんの報告案に対する指摘として、最も適切なものはどれか。
正解:イ
解説
分析結果を解釈するときは、比べている二つのグループが、調べたいこと以外の条件で違っていないかを確認します。対象の選び方が偏っていると(選択バイアス)、差が生じた理由を取り違えます。
- ア 購入率は割合なので、人数が違っていても比較できます。問題は人数ではなく、グループの選び方です。
- イ 正解。最近購入した会員は、メールがなくても購入しやすいと考えられます。無作為に分けたグループで比べれば、メールの効果だけを確かめられます。
- ウ 差があること自体は事実で、効果がなかったとも言い切れません。この結果からは、効果の大きさを判断できないというのが正しい解釈です。
- エ 人数の多いグループの方が購入した人数が多いのは当然で、割合で比べる必要があります。
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