データマネジメント試験 科目B|データ活用による意思決定、検証と改善 問1
N 社は、10 店舗を運営する小売業である。販売促進部の P さんは、2026 年 4 月から 9 月までの 6 か月間について、店舗ごとの客単価(売上金額 ÷ 来店客数)を求めて、店舗間で比較することにした。利用できるデータを表1に示す。
表1 利用できるデータ
| データ | 内容 | 粒度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 売上データ | POS レジで記録した売上金額 | 店舗別・日別 | 全店舗、全期間のデータがある。 |
| 来店客数データ | 入口の計測機器で数えた来店客数 | 店舗別・月別 | 2 店舗は、機器の故障で 4 月から 6 月までのデータがない。 |
設問 P さんが行う、(a)二つのデータを組み合わせるための処理と、(b)来店客数のデータがない 2 店舗の扱いの組合せとして、最も適切なものはどれか。
- (一)
- 売上データを店舗別・月別に集計し、来店客数データの粒度にそろえる。
- (二)
- 月別の来店客数を、その月の日数で割って日別の来店客数とみなし、売上データの粒度にそろえる。
- (三)
- データがない月の来店客数を 0 人として、6 か月間の客単価を計算する。
- (四)
- 2 店舗はデータがそろっている 7 月から 9 月までの値で別に示し、ほかの店舗と期間が異なることを明記する。
正解:エ
解説
複数のデータを組み合わせるときは、粒度(データ 1 件が表す単位)がそろっているかを確認します。そろえるときは、細かい方を集計して粗い方に合わせます。欠けているデータは、あるものとして扱わず、扱い方を明示します。
- a
- (一)。日別の売上を月別に集計すれば、正確に粒度をそろえられます。(二)のように月別の値を日数で割っても、実際の日ごとの来店客数は分からず、存在しない細かさのデータを作ることになります。
- b
- (四)。データがない月を 0 人とすると、客単価が実際より高く計算されてしまいます。比較できる期間だけで別に示し、条件が違うことを明記すれば、誤った解釈を防げます。
- エ 正解。a は(一)、b は(四)です。
当サイトのオリジナル問題です。