データマネジメント試験 科目B|データ活用の向上 問1
U 社のコールセンターでは、オペレーターが通話の後に、問合せの内容を要約して記録している。この記録の作成に、1 件当たり平均 5 分掛かっている。業務改善を担当する V さんは、通話の内容を生成 AI に要約させる仕組みについて、小規模な試行(PoC)を企画することにした。V さんが作成中の PoC 企画書を表1に示す。
表1 PoC 企画書(作成中)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 解決したい課題 | 通話後の記録の作成に時間が掛かり、次の電話に出るまでの待ち時間が長くなっている。 |
| 検証目的 | [ a ] |
| 成功の基準 | [ b ] |
| 対象と期間 | オペレーター 5 人の、1 か月間の通話 |
| 事前の手続 | 通話の記録には個人情報が含まれるので、データオーナー及び IT 部門に、試行での利用を申請する。 |
設問 表1中の[ a ]、[ b ]に入れる内容の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- (一)
- 生成 AI による要約を使うことで、記録の品質を保ったまま、記録の作成時間を短縮できるかを確かめる。
- (二)
- 生成 AI という新しい技術を、コールセンターの全員に体験してもらう。
- (三)
- 試行に参加したオペレーターから、便利だったという感想が得られること。
- (四)
- 記録の作成時間が 1 件当たり平均 3 分以下になり、かつ、要約の内容に誤りがある記録の割合が 5%以下であること。
正解:ア
解説
PoC(Proof of Concept:概念実証)は、新しい技術が自分たちの課題の解決に役立つかを、小さく試して確かめる取組です。企画の段階で、何を確かめるのか(検証目的)と、どうなれば成功とするのか(成功の基準)を、具体的に決めておきます。
- a
- (一)。検証目的は、解決したい課題(記録の作成に時間が掛かる)に対応している必要があります。(二)は技術を体験することが目的になっていて、課題の解決を確かめる内容になっていません。
- b
- (四)。成功の基準は、後から達成できたかどうかを判定できるように、数値などで具体的に決めます。(三)の感想は、人によって受け取り方が違い、成功かどうかを客観的に判定できません。
- ア 正解。a は(一)、b は(四)です。
当サイトのオリジナル問題です。